王様生徒会長と最弱ヒーロー


輝龍くんの絵を
しばらく見ていた私とは違い
青柳くんは興味がないのか
その絵の前を通り過ぎる。

葉瑠「何で輝龍くんの絵、見ないの?」

偉琉「あいつの絵なんか見飽きた。
その絵も俺が選んだ。」

友達な訳じゃないとか言ってたけど
何だかんだ、ちゃんと友達じゃん。

偉琉「お前、叶斗の絵以外
どうせ興味無いんだろ?
お前の気が済んだら
何か食いに行こ。腹減った。」

葉瑠「うん。」

美術館を出て青柳くんに
着いて行くと高そうな
お寿司屋さんの前で足を止める。

偉琉「ここでいいか?」

昼間からこんな
高そうなお寿司屋って。
さすがは、お金持ち。