王様生徒会長と最弱ヒーロー


葉瑠「じゃあ、どっちも買おうかな。」

壮吾「え?どっちも?」

葉瑠「こんな機会、滅多にないから。
せっかく夏目くんが
選んでくれたんだもん。どっちも買う。」

壮吾「別に、言ってくれたら
いつでも付き合うよ。」

葉瑠「え?」

壮吾「俺、葉瑠ちゃんには
感謝してるから。」

葉瑠「感謝って?」

壮吾「大学、サッカーの強豪校に
行こうと思ってる。
一応、保険として法学部だけど。」

葉瑠「そっか!お父さん
許してくれたんだ!」

壮吾「...うん。...まあね。」

輝龍くんに次いで夏目くんまで...!
良かったな。余計な事したかもって
心配してたけど、ちゃんと
2人には届いたんだ。