王様生徒会長と最弱ヒーロー


叶斗「話終わった?
サクに渡したい物あるんだけど。」

葉瑠「終わったよ、何?」

叶斗「これ。」

葉瑠「え?」

叶斗「サクがこの間言ってた
美術館の入場券。
...俺の絵も飾ってあるから。」

え!え?輝龍くん、応募したんだ!
しかも、選ばれたんだ。

叶斗「デートで行く場所
決まってなかったら
行ってきたら?
2枚用意しておいたから。」

葉瑠「行く!絶対行く!」

輝龍くん、どんな絵
描いたのかな?
楽しみが2倍になったな。

偉琉「悪いけど俺帰るわ。」

葉瑠「え?」

偉琉「送ってやれないけど
お前なら大丈夫だよな。」

うん、まあ大丈夫だけどさ。
何でそんな感じなの?
舞い上がってるのは私だけ?