王様生徒会長と最弱ヒーロー


会食会場のホテルに着いた
私と青柳くんはその部屋へと急いだ。

ーガチャ

青柳くんが扉を開けてくれると
皆が一斉にこちらを見た。

葉瑠「所詮、蛙の子は蛙だ!」

壮吾父「...君は、あの時の...」

葉瑠「ある国に1匹の利口な蛙と
1匹の優秀な蛙がいました。
2匹の蛙はオタマジャクシ達に言いました。
利口に生きなさい。
私の言う通りにしていれば安泰だ。
お前の事は私が守ってやる。
オタマジャクシ達はその言葉を信じます。」

叶斗父「何を言ってるんだ、君は。
今すぐ出て行きなさい。」

葉瑠「周りのオタマジャクシ達は
言いました。
あんな親がいて君達は幸せだ。
自分にもあんな親が欲しかった。
オタマジャクシ達は思います。
自分達は幸せなんだと。」