偉琉「気になるか?
何で今日あいつらが休みなのか。」
葉瑠「気にならないよ!そんな事。」
偉琉「お前、本気で追試
受かる気あるのかよ。」
葉瑠「あるに決まってるじゃん。
私がどれほど青柳くんとの
デートを心待ちにしてるか
知らないでしょ?そのために
毎日、夜遅くまで勉強して...」
て、何言ってんだ。私は。
これじゃ、まるで私が
青柳くんとデートするために
頑張ってるみたいじゃないか。
...いや、その通りだけど。
偉琉「だったら助けてやれよ。」
葉瑠「何の話?」
偉琉「あいつらは同じ大学へ行く。
壮吾が法学部で叶斗が経済学部。
今日は両親と共にその大学の
お偉いさんとの会食へ行ってる。
...今日を逃せばあいつらは
本気で諦めるぞ。何もかも。
助けてやりたいんだろ?あいつらの事。」



