王様生徒会長と最弱ヒーロー


葉瑠「ありがとう、お母さん。」

母「じゃあ、勉強頑張ってね!」

葉瑠「うん。」

チラシをカバンにしまうと
私はもう一度目の前の問題と
向き合った。

でも、いつの間にか
寝ていたみたいで目覚めると
8時になる10分前だった。

やばっ!寝坊した!!

私は慌てて支度をし家を出る。
...やっぱりそこには
青柳くん家のリムジンはなかった。

当たり前か。さすがに
待っててくれないよね。

私は駅に向かい電車に飛び乗り
電車を降りると全速力で学校へと走った。

ーガラガラ

担任「何だ、櫻田。また遅刻か?」

...間に合わなかったか。