家に帰った私は珍しく
机に向かっていた。
頑張らないと!
せっかく青柳くんとデート出来る
チャンスなんだから!
集中しないと!集中!
ーコンコン
母「葉瑠ちゃん。開けるわよ。」
葉瑠「うん。」
母「夜遅くまでご苦労様。
夜食作ってきたから食べなさい。
後、これ。おじいちゃんから貰ったの。
あなたのお友達の絵がすごく上手な子に
渡してあげたらどうかしら?」
葉瑠「何これ?」
母「ほら、おじいちゃんの
お友達が美術館を経営してるでしょ?
有名画家の絵も飾られるそうだけど
そこで新人の方を探してるんだって。
応募してみたらどうかしら?」
いいかも。これ。
最近の輝龍くんは一生懸命に
キャンバスに向き合ってるから。
個展は無理だけど、輝龍くんの夢に
一歩近付くかもしれない。
明日、渡してみよう。



