葉瑠「でも夏目くんだって...」
壮吾「俺には一択しかないから。
父親の跡を継ぐ。それだけ。」
葉瑠「サッカー辞めちゃうの?」
壮吾「俺は親の跡を継ぐために
生まれてきた。好きな事が
出来るのは高校生が最後だ。
これからはその背中を追うよ。
大学は勉強一本。サッカーなんて
やってる場合じゃない。
ごめん、葉瑠ちゃん。
俺、今から塾だから明日までに
この1ページ解いておいて。
教えるって言っといてごめんな!」
葉瑠「ううん。ありがとう。」
壮吾「じゃあね。」
夏目くんは本当にそれで
後悔しないのかな?
だってまだ17歳だよ?
将来のために大学を選ぶって
大事な事だとは思うけど
本当に夏目くんは弁護士に
なりたいのかな?
それが夢なのかな?



