幸夫「ところで、櫻田さん。」

葉瑠「何?」

幸夫「今年の文化祭はどうするの?」

葉瑠「...え?どうするって?」

てゆーかそもそも
うちの学校に文化祭なんか
あったっけ?

葉瑠「文化祭なんてあった?」

幸夫「何言ってるの、あったよ。」

偉琉「こいつは知らねぇだろ。」

幸夫「え?どうして?」

偉琉「こいつは元賤民だから。
文化祭に賤民は参加してねぇ。
賤民は休みだったしな。」

えー、初めて知った。
学校行事にまで賤民って
参加させて貰えてなかったんだ。
そう言われてみれば
不自然な休みいっぱいあったかも。

葉瑠「あの、ちなみにだけど
この学校の行事って何があるの?」

壮吾「学期末のクラス対抗
体育祭、文化祭。
音楽コンクールと雪まつり。
まあ、学校行事として
やってたのはそのくらいかな?」