王様生徒会長と最弱ヒーロー


お昼休みになると私は教室で
お弁当を広げた。
この時間が私たち賤民にとって
唯一、心休まる時間だ。

王様を始め、その他の人々は
お昼休みは食堂へ行く。
だから、ここが。この場所が
大切な場所だった。

...なのに......

偉琉「おい!お前ら!
さっさと消えやがれ。」

今朝の事が気に食わないのか
王様は私たちの心休まる時間を奪った。

壮吾「ほーら!さっさと出てけって!」

叶斗「でも、そこの
三つ編みだけは残って。」

葉瑠「...私...ですか?」

偉琉「てめぇ以外にそんな
ダッセェ三つ編み頭いねぇだろ。」

...最悪だ。何で私が...?