そんなクリスマスはモナとケーキを食べて過ごして、毎日残業に追われとうとう仕事納め迎えた。

営業部はこの時期忙しいので、忘年会はせずに年明けの新年会を割りと盛大にやる。

とはいえ、何もなしでは寂しいのでデリバリーでオードブルを頼んでジュースで細やかな労いをするのがわが部の伝統だ。

年末年始の休暇はおよそ一週間。
家路を行く足取りもいつもより軽やかだった。

そうして私に一日遅れて正月休みに入った、モナと帰省をする。

今年も変わらず一年を過ごす事ができて、誰にでもなく感謝した。