片翼の蝶




私はまず、あとがきのページを開いた。


私だけなのかな?


それとも一般的なのかな?


私はまず、最初にあとがきを読む。


何がどうってわけじゃないんだけど、
本っていうのは全て
あとがきが物を言うものだと思っているの。


稀にあとがきのない本もあるけれど、
ほとんどの本にはあとがきがある。


私はそれを読んでこの本がどんな本なのかを見極める。


そうした方が面白いの。


より一層物語の世界に溶け込めるというか、
お話の主旨を理解できるというか。




あとがきのページを捲る。


読んでくれた読者への感謝の気持ちが初めに述べられて、
この話について語られる。


この本は著者の、珀の夢と希望が詰まった作品なのだという。


主人公の女の子が旧校舎のグラウンドから
タイムカプセルを掘り起こす。


その中には手紙が入っていて、
手紙には自分の死について綴ってある。


女の子はひょんなことから
その手紙の主と出会うことになる。


手紙の主は男の子で、男の子と出会ってから
女の子の人生が一変する。


男の子のおかげで人生バラ色になった女の子だったけれど、
ある日男の子が急に姿を消してしまう。


手紙に書いてある「遺書」を頼りに、
女の子が男の子を探しに行く、という内容らしい。