キーンコーンカーンコーン

遠くでチャイムの音が聞こえてくる。

ーー起立、 気おつけ、 礼

「「ありがとうございました!」」



…………ふぅやっと授業が終わった、今日も 「疲れたなーでしょ」

「…流石だね、るーくん」

私は机に突っ伏したまま言った

「俺が流石なんじゃなくて、いつも同じことをするからだよふー」

と言いながら僕の頭を撫でてくれる
僕はこの時間が大好きだ

「……気持ちいい、もっと撫でて」スリスリ

「よしよし、さてもう帰ろうか ふー」

と荷物を持って立ち上がる

「…うんかえろ」

私も荷物を持って立ち上がった










「ふぅ。夏が終わるとあっという間に、寒くなってきたね 」

「…うん。僕は暑いより、寒い方が好き…!」キラキラ

「クスッふーは布団でゆっくり眠るのが好きだもんね」

「うん…!あの、柔らかくてふわふわな布団は神が作りしもの…!」

「うんうん、あと鍋とかも美味しいしね」
「そうだ、今日は鍋にしようか!」

「うん、食べたい…!」


「よし!なら早く帰ろう!ふーいくよ!」

「…うん!」











夕焼けの中で二人の影が駆けてった