ツーと何かが頬を伝う。 ああ、泣いてるんだ私。 そう思い涙を拭った。 その時… 「あれ、ブス野原と龍玖くんじゃん?!」 「二人で何やってんの?」 「龍玖くん、あたし達と遊ぼうよおっ!」 龍玖はニッコリと笑い頷いた。 「じゃあね、新人弱虫ちゃん♪」 龍玖は小声で呟いた。 モテモテ転校生は女子たちと一緒に去っていった。