よしよしよし!
帰りだあ☆
嬉しそうに鞄に荷物を
詰めてると龍玖の
視線に気が付いた。


ボソッ
「…また、夜にな♪」

ボソッ
「今日は無理かも…♪」











ガシッ

「なんで?それは、仕事放棄なんじゃない?」

手を掴まれてるから、すごく痛かった。しかも、怖いし。


「は??なんで。放棄なんかしてないわよ。悪魔なんかに言われくない!」


手を振りほどこうとした時だった拓也が私たちの所に来た。


「美紅、どうしたの?」

「あ、ううん!」

やばいやばい!
天使とかバレちゃうじゃん!

「お前は、引っ込んでろ。」

龍玖は、拓也を睨み付ける。
拓也も負けじと龍玖を睨む。


「美紅が嫌がる事、やめろよ。痛がってんだろ!」


その時、「悪魔」の目が光る。
まさか、殺すなんてしないよね?
いや、しそう。
そして手の中の光るものを見た。
殺す気だ。


「だめ、龍玖っ!」

龍玖に抱きつくと龍玖は、驚いて光を消した。


パンッ












「最低!!大嫌い!」

私はそう吐き捨てると、拓也の腕を掴み歩き出した。