しばらく二人は話すと、一緒に歌い出した。ラス語なので、フローレンスやラス人以外は、何を言っているのかわからない。
それでも、胸に感動が広がっていくのがわかる。道を歩く人は皆、足を止めて二人を見つめている。その顔は笑顔であふれていた。
対策本部のメンバーたちも、黙って歌を聴いている。
この時間が、永遠に続けばいいと願った。それほどまでにリリーが美しく見えた。……それは、いつも同じなのだが……。
二人が歌い終わると、拍手があちこちで響く。辺りを見て、こんなにも多くの人がいたのかと驚いた。
「ありがとう!!」
リリーはそう言って笑いながら俺のところに戻ってきた。
「リーバス!どうだった?私たちの歌!」
「まあ…いいと思ったが、一体何の話をしてたんだ?」
「ないしょ!」
リリーがいたずらっ子のように笑う。
「まあ……皆が笑顔になったから良しとしよう」
何を話したか気にはなるが、皆の笑顔を見ているとリリーの突拍子もない行動も大切なものに見えてくる。
「リーバス!世界平和はね、どんちゃん騒ぎと皆の笑顔でできてるんだよ!」
俺の手を取り、リリーが微笑む。俺は嫌な予感がした。
それでも、胸に感動が広がっていくのがわかる。道を歩く人は皆、足を止めて二人を見つめている。その顔は笑顔であふれていた。
対策本部のメンバーたちも、黙って歌を聴いている。
この時間が、永遠に続けばいいと願った。それほどまでにリリーが美しく見えた。……それは、いつも同じなのだが……。
二人が歌い終わると、拍手があちこちで響く。辺りを見て、こんなにも多くの人がいたのかと驚いた。
「ありがとう!!」
リリーはそう言って笑いながら俺のところに戻ってきた。
「リーバス!どうだった?私たちの歌!」
「まあ…いいと思ったが、一体何の話をしてたんだ?」
「ないしょ!」
リリーがいたずらっ子のように笑う。
「まあ……皆が笑顔になったから良しとしよう」
何を話したか気にはなるが、皆の笑顔を見ているとリリーの突拍子もない行動も大切なものに見えてくる。
「リーバス!世界平和はね、どんちゃん騒ぎと皆の笑顔でできてるんだよ!」
俺の手を取り、リリーが微笑む。俺は嫌な予感がした。


