「ねぇねぇ、凛華、見て見てー」

唯が嬉しそうになんかの雑誌を持って私の席に寄ってきた。

「あ、唯、それ【Lovely】?見たい見たい」


「ほら、私、大好きなんだ!私もこんなふうに可愛いくなりたいよー」

私は、すぐに唯が誰のことを言っているのかわかった……女子高生の間で絶大な人気の超カリスマモデル、『星七』(ほしな)16歳。

透き通った肌、妖艶な黒髪、少し切れ長なのに、なぜか優しい吸い込まれる瞳、小動物のような可愛いらしい表情、また言葉では表現出来ない不思議な色気………


「唯も?実は私もめちゃめちゃ『星七』憧れてるんだよね…超可愛いよね?」


「うんうん、見て、このワンピ、超可愛いいんだけどー」


「ほんと、着たい!それにしても、スタイル抜群、足細っ、長っ…」