「あ?ん?マジか?わりぃ…いつも番号順は1番だからな…」


「あははぁー」
私は思わず声に出して笑ってしまった。
同じような人がいるもんなんだ……


「おい、何がおかしい?」
浅井と名乗る男子生徒は、いきなり私の両頬を右手でつまんだ。


「……」
私は首を横に振った。何度も何度も……


ようやく彼の手が離れたと思った瞬間、
「黙れ、俺様をイラつかせるな!」
と彼は言い放ち、教室を出て行った。



「何?なんなの?」



私はそのまま床に座り込んだ。