僕は僕、君は君、端から合うはずがなかったんだ

住む世界が違う...

そんなのずっと分かってた、だけど君に恋をした。

取り返しのつかない事をしたんだ、でもこれが間違っているとは僕は思わない。

今でも好きだ、ずっと好きだ、きっと一生いつまでも


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不意に、強い風が吹いた。
風が吹いてきた方に目をやると、窓が少しだけ空いているのに気がついた。

これがいけなかったんだと、今では容易に分かる。

この日は、2年生の体育が校庭で行われていた。
(確か、A組かな...こんな寒いのに良く頑張るよなー)
担当の先生から推測し、そんなことを考えて寒さを凌ごうと、窓に手をかけた時、まさにこの時。

君を見つけたんだ。