運転席に乗っている伊藤先生に乗り出して、私に笑いかける人。
あれ…どこかで…
「なんでこんな時間に1人なの?」
「あ、えっとー…」
べつに理由なんてないけど、先生からしたらこんな時間に帰ってる生徒おかしいもんね。
なんて言おう…
「一緒にご飯食べに行かない?」
「え?」
「ねえ、いいよね?」
「俺はいいけど」
それから後部座席に乗せてもらって、車は私の家とは逆方向へ走った。
助手席に乗っていた人は、伊藤先生の彼女。
そして私の2つ先輩の、アミ先輩。
生徒と恋に落ちていたっていうのは、本当だったらしい。
「色々話聞くよ?まさか恋ちゃんだったなんてね」
「私もびっくりです。まさかアミ先輩が、伊藤先生のお相手だったなんて」

