そして、隣にいた啓太は先生に呼ばれてテストを取りに行った。
「おい江夏!何点だったんだよ!」
「え、あんたは?」
「お前から先に言えって!」
欠点常習犯の私は、同じく欠点常習犯の男子に声をかけられた。
はあー、なめられてんね。
「私、欠点じゃないよ」
「そんなのわかっ……っは?!」
「なんならトップかもしんない」
そう言ってドヤ顔をすると、ないないと笑ってバカにしてくる。
いや、本当に。
ないないって言いたくなる気持ちはわかる。
だから、否定はできない。
「啓太!何点だった?」
席に戻ってきた啓太に、私はそう言うけど、こいつは相変わらず感情の波もない。
そう黙って点数を見せる啓太は、なんてったってクール。
「やあー!一緒だ!お揃いだ!」

