テストを自分の机に持って行き、フーッと深呼吸をした。
「いくよ?啓太」
「おう」
意味深な私に、どうでもよさそうな啓太。
いや、あんたが教えてくれたんだからね?
ちゃんと開封式一緒にしよーよ?
「い、いくよ!」
「早くしろよ」
ゆっくりと開けたテスト用紙。
自分の名前が書いてある隣をソッと見ると、そこには私とは無縁の数字。
「…嘘でしょ」
「で、何点?」
啓太と数秒、目が合って、なんて言ったらいいかわかんなくなる。
いや、数字伝えるだけでいいんだけどさ。
「おお、やったじゃん」
私の手元を覗き込んで、点数を見た啓太はそう言った。
いや、やったじゃんで済ましていいの?これ。
そんなレベル?
「町田ー」
「はーい」

