先生はめんどくさがり。



「80点以下はあんまりいなかったよ?」


「嘘だー!恋がいるじゃん!」


「おい!」





先生の言葉に、クラスの男子がボケたあと、私は思わずつっこみを入れた。



失礼だぞ!


今回は勉強したんだからな!





「江夏はよく頑張ってるよ。な?」





なんて、先生は私を見て言う。


こう時々苗字で呼ばれるのも、好き。



あー…先生見ると好きしか思わなくなってくる…





「まあ、とりあえず返していくぞー」





そして、私の勝負の時がやってきた。



‘‘ え ’’だから、もう4番目には呼ばれる。


私より前の子は、テストを見てキャッキャしてるし、私も早く見たいよ!!





「江夏」





先生に名前を呼ばれて、テストを受け取りに行くと。





「よくできました」





小さな、意地悪い声でそう言われた。