先生はめんどくさがり。



…その言葉が最後だと思った。


…もう、本当に関われないと思った。



だから私は、倒していた体を起こして先生の背中にギュッと捕まる。





「…そんなこと言わないで」





聞こえるか、聞こえないかくらいの小さな声。


だけど先生はちゃんと拾ってくれる。





「こんなに言われて、まだ好きなの」


「うん…大好き……」





そう言うと先生は、ゆっくり振り返り私を見る。


そして、決まったようにこう言うの。





「ああ…本当めんどくせえ」





って。



先生を見上げる私は、ダメージを受けるはずのなかったその言葉に少しだけ胸がズキッとした。





「だからなってやるよ」


「…え?」


「卒業まで、お前のもんになってやるよ」





……頭の中が真っ白になった。


先生が、私のもの…?