先生はめんどくさがり。



好きになる方法教えてくれたんだから、嫌いになる方法も教えてよ。





「なんで私…先生のこと好きなんだろ……」





ポロっと出た言葉は、本当にいつも私が思っている言葉で。


自分で言っておきながら、自分の心を今以上に苦しめた。





「恋…」


「名前…呼ばないで…」





さっきまで冷たかったくせに、いきなり甘くならないで。


そうやっていつも私をかき回す先生と、かき回される私とでは位が違うんだよ。



もう何にも言えないでいると、バサっと体の上にジャケットのようなものが乗りかかった。


…たぶん、服直してないから、かけてくれたんだと思う。



そんな中途半端な優しさにまで、今にも舞い上がってしまいそう…なんて、おかしいよ…本当に。





「……もう関わってくんな」