先生はめんどくさがり。



「今すぐ俺の前から消えろ」





先生は、冷めきった声でもう一度そう言うと、私の上に乗っていた男子たちは早足で逃げていった。



仰向けになっている私は、腕で顔を隠して涙までを隠す。





「何してたわけ」





先生の顔は見えないけど、すごく怒っている。


こんな状況なのに、それが嬉しいと思ってしまう私は、やっぱりどこまでも重症だ。





「…お前もう俺のこと好きなのやめろ」





先生を見ないで、先生に返事もしないで黙っていると、そんな言葉が響いた。



…やっぱりめんどくさいよね。



だって自分でも思うもん。


自覚できるくらい。





「関わっていいことあったかよ」





冷たくそう突き放される言葉に、また胸が痛む。



好きなのやめれたら、どれだけ楽なんだろ。