心ではこんなにも怖いと悲鳴をあげているのに、何にもできない。
啓太のことを傷つけて、先生のことも言われて、そしてこんなクズにまで啓太をけなされて。
もう自分が嫌になる。
結局、私がみんなを傷つけているんだ。
「抵抗しないんだ?」
ネクタイを外されて、ブラウスのボタンに手がかかる。
1つ1つ外していく行動に、吐き気を覚えるけどもうどうでもいい。
なのに…
前が全開になったときには、涙がこぼれていた。
「何してんの」
そして、それと同時に聞こえてきた大好きな声。
助けて…
そう言いたいのに、先生には、こんなとこ見られたくなかったって先に思う。
「あ!いやっ…これは…「消えろ」」
今までに聞いたことのないくらい低い声が、この教室に響く。

