「んっ……せん、せ…」
いつもと違う感覚にフワフワして、体の力が抜けていく。
先生はそんな私を受け止めて、壁にくっつけた。
「せんせ…もう無理……」
「まだタメ口きくの?」
「もう無理で……っす…ん…っ…」
もう、先生には敵わない。
どれだけ離れたって、どれだけ話さなくたって。
一瞬でも目が合えば、気持ちが戻っていくみたい。
「…恋」
そう優しく名前を呼んでくれる先生も。
「返事は?」
意地悪な顔をする先生も。
「聞こえねーのかよ」
冷めた目をする先生も。
「先生…」
「ん?」
そう言ってたまに見せる優しさも。
「好き……」
全部全部、好きなんだ。

