先生はめんどくさがり。



「これ終わったら保健室行くからだいじょ…」




そう言って笑ったけど、私の言葉をいつも途中で遮る人が現れた。



その人は、パッと腕を掴んで強い力で引っ張って私を離してくれないの。



引っ張る後ろ姿を見て、ああ久しぶりだなって、泣きたくなる。


先生の匂い、やっぱり落ち着くなあって、そう思う。





そうして引っ張られた先は保健室。


今は昼休みだから、反対校舎の学食や購買が盛り上がっている。



だから今、ここにいる私たちの空間はとても静かなものだった。





「先生、久しぶりだね…」





ほら。


せっかく勇気出して私から話しかけたのに。



先生は最後まで聞かないで、簡単に遮るでしょ。