「すいません。遅れまし…た」
集合しているところに駆け寄って、そう言ったけど…なんだか、視線がすごいんですけど…
「恋先輩めっちゃカッコよかったです!!」
「え?」
「あとで一緒に写真撮りましょ!」
なんて言われた。
こんなの初めてだから、しかも高校に入ってはじめての後輩だから、どうしていいかわからなくなる。
「あはは。ありがとうっ」
だから、とりあえず笑って返しておいた。
恋先輩、なんて。
思わず頬が緩んじゃうよ。
「あ、でも傷…大丈夫なんですか?」
「え?あー…」
…忘れてた。
何もかも楽しすぎて。
転んだことに誰も触れてこなかったし、転けたこと自体忘れてたよ。

