2走目の子とはお互い「あっ」と感じたかもしれない。
それでもしっかり繋いだバトン。
そしてそれを見届けたあと、派手に転んだ私。
「いったあ…」
結構派手にいったね…
しかもみんなの前で…
超恥ずかしいんですけど…
「恋!」
「おい江夏!」
「恋ちゃん!」
リレーのメンバーは、転んだ私に手を貸してくれて走り終えた人たちのところへ連れて行ってくれた。
「おい大丈夫かよ」
「大丈夫だよ。それより早く行かなきゃ」
最後まで私を心配する啓太に、そう言った。
今は、うちのクラスがトップ独走だ。
だけど啓太は、もっと突き離して帰ってくるんでしょ?

