先生はめんどくさがり。



「欠点中の欠点のお前を、トップに持ってくるなんて神わざなんだからな」


「は、はい」


「手抜くわけねーだろ」





そう言ってフッと笑う啓太。



やっぱり、啓太の存在はありがたい。


私の心にピタッと距離よくひっつく、磁石みたいだ。





「望むところだよ!」





だから、そんな風に言い返してみたけど。


少しだけ、手加減してほしいなー…とかも思ったりもした夜だった。