今は、意地悪な目が私に向けられていて。 だけど、それが嬉しくて…また涙が一気に溢れ出した。 先生は指輪を外すと、泣いてる私に優しくキスをする。 「俺は永遠にお前のだよ」 私は、先生のその言葉にまた泣いた。 しばらくすると先生の電話が鳴って、難しい顔をしたから、相手は誰なのか予想がついた。 「…はい。今から向かいます」 「…お父さん?」 「そう。これが最後のチャンス」 先生の言う通り。 泣くのにはまだ早かったかな… これが、最後に残った、大きな壁だ。