「今日も白浜、心配そうにしてたぞ」
その言葉で、私の手も止まる。
「へえ。そうなんだ」
だけどもう先生とは何もない。
もう、関わらないよ。
「学校来いよ」
「行ってるじゃん」
「今、体育祭の委員会あるんだ。お前いねーと盛り上がらねーんだよ」
体育祭。
去年の体育祭には、いろんな思い出が詰まっている。
その中には先生もいて、もう思い出したくないのに…
どうしてパッと出てきてしまうんだろう。
「明日は来いよ」
啓太はそれだけ言うと、手伝ってくれていた欠席者課題を置いて帰っていった。
もしかしたら、こんなに気にしているのは私だけかもしれない。
「…行ってみよっかな」

