先生はめんどくさがり。



彼氏や彼女と楽しんでいる人や、好きな人に告白している人。


みんな、高校最後だから、後悔しないようにしてるんだ。





「混ざんねーの」





ボーッとみんなを見ていると、私の隣に座った人。


久しぶりに聞く、冷たい声。


フッと香る大好きな匂い。





「久しぶりだな」





そう言って私に缶ジュースを渡す、大きな手。


冷たいのに、優しい笑顔。





「先生…」





ずっと話したかった。


ずっと会いたかった。



本当は嫌いになれなくて、諦められなくて、離れたくなくて。



ずっとずっと、待ってた。





「何で泣くの」





そう言って笑う先生。


その笑顔、見たの久しぶりだよ…