「じゃあ手伝うよ」
「え?いいですいいです!任されたの私だし!」
「2人ですれば、早いでしょ?」
本当は一緒にいたいし、仲良くなりたいけど、この距離じゃ心臓もたなくなっちゃう。
いや、でも、結果的には啓太最高かも。
…なんて。
「先生って、彼女とかいないんですか?」
「いないよ」
「へえ…意外ですね?」
世間話をしたりして作業を進めていた時、ちょうど話題が終わったから、私は思い切って聞いてみた。
「そう?彼女欲しいけどね」
だけど、先生はそんな風に笑うの。
かっこいいなあ。
「江夏は?町田と仲良さそうだけど、彼氏?」
「え?!違います違います!」

