「……やめてください」
私はそう言って腕を払って、先生から離れた。
先生は一瞬驚いた顔したけど、すぐに真顔に戻り。
「わかった。押してダメなら引く作戦?」
なんて言って笑う。
ううん。
違うよ。
本当に、そういうのじゃなくて。
「先生とはもう、何もしない」
「なんなのお前。さっきから生意気なんだよ」
先生の顔が近づいて、耳に痛みが走った。
耳元に先生の吐息と、耳たぶを甘噛みする歯の感触が私をおかしくさせる。
「せんせ…い…っ…」
ちゅっと音立ててキス落として、離れた先生は、意地悪な顔でこう言った。
「ガキのくせに恋の駆け引きとか100万年はえーよ」
私が離れようって思っても、先生は私を甘く縛り付ける。
もう、1歩も外に出してはくれないんだよ。

