先生はめんどくさがり。



「まあいーや。明日さ、俺の婚約者ここに来るから校内案内してやって」





‘‘ 俺の婚約者 ’’





先生は今、私にどれだけ残酷なことを言ってるか、わからないでしょ…





「なんで学校に?」


「俺の職場が見たいんだってよ。親父に言ったらしくて校長も許可してるからって」


「へ、へえー…そうなんだ!なら、私が責任を持って案内しますね」





…笑えてるかどうなんて、どうでもいい。


ただ、何も考えなかったらそれでいい。





「嫌だって言うと思ったんだけど」





嫌だよ。


すっごく嫌。


もう本当に嫌。



でも…もうそんな事も言わない。



ううん…


もう言えない。





「何で?先生の大切な婚約者さんなんだよ?」