私の言葉を聞くと、また座り直して目をつぶった先生。
綺麗すぎて、顔が直視できないよ…
握ったままの手は、少し震えていて。
だけど、しなきゃ先生はもっと遠くなる。
フーッと小さく息を吐いて、思い切って唇を重ねた。
「…今時幼稚園児でもこんなキスしねえよ」
「だって…」
唇が離れると、不機嫌なままそういう先生。
恥ずかしいんだし、したことないから仕方ないでしょ…
それに今時の子怖すぎるし…
「もう1回大人のキス。先生が教えてあげよっか?」
先生は意地悪な顔で笑った後、窓枠から下りて、座っていた自分の場所に私を乗せた。
下から掬い上げるように唇が重なったら、口を開けろって指示するみたいに唇を舌でなぞられる。
薄く開いた唇から、舌が入り込めば、上の歯列を焦らすみたいに舌でなぞられた。

