「石本、岩城、…田垣、辻井。」
私の名前が呼ばれた。私は重い足取りでテストを取りに行った。
…98点…やっぱり100点じゃなかった。いや、98点でも十分いい点なんだけどさ。

「ねぇ、さくらは何点だった?やっぱり満点だったでしょ。」

私は言いにくそうに言った。

「いや、…98点だった。」

さあ、なんて言うんだろ。私に。



「えー。…満点はさくらちゃんじゃなかったのー。残念。てか満点とってよ。何で満点とれなかったの?」
は…?