向日葵だけが知っている

「辻井さん。おはよう。」

声をかけてくれたのは…中村先輩だった。
「中村先輩!おはようございます。」

すごい今日はいい日だ。中村先輩に朝から会えるなんて!

そのまま並ぶようにして、私と先輩は下駄箱に向かった。

いつものようにして下駄箱を開ける。…今日は全くいい日なんかではなかった。


「えっ…。」

下駄箱の中には…たくさんのごみや、紙切れが入れられていた。
「辻井さくらと並ぶ価値なし」
「死ね」
「ぶりっ子」
「辻井さくらを汚す」


…なにこれ…