向日葵だけが知っている

-次の日

「行ってきまーす」
いつものように私は家を出た。お姉ちゃんはもう先に出ている。…でも、今日も部活で会えるから。

「なんだかシスコンだな。」
すこし前に言われた美千留からの言葉を思い出す。あの時は私がお姉ちゃんに嫉妬していることも分かってなかった。


今は…私はなりたい自分を見つけられているだろうか。



まだ、見つからない。

「あーあ。」

そんなこんな考えている間に、もう学校に到着した。