向日葵だけが知っている

「中村先輩、こんにちは。」
「辻井さん。昨日はどうだった?」
「…スパルタでした。」

「だろうね。光希だし。」
「どーいうこと?」

二人でわちゃわちゃしだす。光希先輩と中村先輩。仲がいいな。

一人ポツンといる私はとりあえず、脚本を読むことにした。
脚本は…バックの中だ。バックを取りに椅子から立ち上がった、その時。ドアに一人の生徒が現れた。


…へ?何で…?何でこんなところにいるの?

現れたのは…お姉ちゃんだった。