「…なんて嘘だよ。」

はっ?う、嘘?

「そう…ですか。嘘…」
私は安堵のため息をついた。よかったー。


そんな私を面白そうに見ながら光希先輩は口を開いた。

「ひまりちゃんってさ。朝飛のことが好きなんでしょ。」

ゴンッ!ドカドカ!

私は突然のことにびっくりして、椅子を倒してしまった。

そんな私にニヤニヤする光希先輩。