向日葵だけが知っている

「何で…?」

「さくらのお医者さんから聞いた。」
「いつ?」
「さくらが秋原とメールしてるとき。」

そういえば…あのとき私はそばにいなかった。
「だけど、さくらの口からちゃんと教えて欲しい。」

私は直樹をしっかり見つめた。
「夏休みのある日にね…」