一週間がたった。
私と美千留は完全に仲直りした。

でも…クラスは凪沙ちゃん以外で団結し、凪沙ちゃんはクラスで孤立している。

「ねえ、美千留。文化祭あけの代休の日に遊びに行かない？」

「…いいよ。どこ行く？」

「うーん。FUMIE！」
「…いいねー！」

美千留はしばらく考えるそぶりを見せた。
「…ちょっと待ってて。」

美千留はツカツカと凪沙ちゃんのもとへ向かっていった。

「なに…」
「…代休の日にお詫びとして、一緒にFUMIE行くこと。」
「はっ？」
「…行ったら許す。」

「…わかった。」