次の日。
私の方が遠いので、美千留はあとから乗ってきた。
「まもなく北榊、北榊です。」

扉が開いて美千留が乗ってきた。

あいさつしなきゃ!
「「…おはよう!」」

思わず、二人で顔を見合わせて笑った。
中学生ってこんなにも楽しいんだ。