あげます、ココロ以外。

貴重な昼休みが・・・。


相手にとって、失礼だと分かっていながらも考えずにはいられない。


階段の踊り場で足を止めた男子は、そのまま私に振り返った。

「あの話って?あと、ごめん・・・あなた誰かな?」

もし、面識があったら恥ずかしいな。


「・・・隣のクラスの浜田」

「私、君と喋ったことある?」

「少ししかないけど、あるよ」

あー・・・やってしまった。

「なんか、ごめんね」

恥ずかしさと申し訳なさで頭を下げると、浜田くんは首を振った。

「いいよ、気にしてないから」

優しい・・・!浜田くんいい人!

「それで話なんだけどさ・・・」

「あ、うん!」

浜田くんに向き直ると、言いにくいのか気まずそうに頭をガシガシと掻き始めた。


・・・まだかなー、昼休み終わっちゃう。


「あのさ、」

何かを決心したかのように私の目を見て、浜田くんが口を開いた。










「・・・・・・来栖先輩は、やめといたほうがいいと思うよ」