あげます、ココロ以外。

響と充に散々『天然』、『鈍感』、挙句の果てには『バカ』まで言われて、さすがに反論した。


どこをどう見たら、そういうことになるの・・・?

ずっとそのことを延々と考えていた。






「安藤さん!」

「はい?!」

自分の世界に浸っていたところに声が聞こえてきた。
反射的に振り向くと、そこには見覚えのないサッカー部らしき男子が私の背後に立っていた。


・・・あっ、今昼休みだったっけ・・・?


学校にいたこともド忘れしていたみたいで我に返る。


この人誰?


「ちょっと・・・いいかな・・・?」

指で教室から出ることを促され、断る理由もないので男子の後について行った。


また、女子の視線を感じるのは気のせいだと思う。