あげます、ココロ以外。

グラスを持ったまま体が固まった。


普段あまり笑わない、しかも、誰から見てもイケメンの人が笑うと・・・




は、破壊力がー・・・!!




「響、あんまり笑わないで。」

「はあ?!」


「・・・破壊力で人を殺す気?」


「・・・何だそれ。」


頭に置いた手をそのまま私のおでこに持ってきて、小突かれる。


うっと、小さく声を漏らして目を瞑ると、何を満足したのか笑われた。


「生意気。」

「響に言われたくない。」

反抗するようにそっぽを向いた。


ふと、カウンターの充を見ると、ニンマリと頬を緩めてこっちを見ていた。



え、何・・・?



「いや〜、微笑ましいっすねー」


「やめろ、充。ウザイ。」

「だって〜、ね〜」

体を左右に揺らしながら、笑顔を崩さない。響を見ながら何か言いたそうな目を向けている。